3.8 本章のまとめ

この章では、次のようなことを学習しました。

Pickup Lecture

  • 変数は、「データ(値)を保持しておく箱」のようなものである。
  • 変数名も大文字と小文字が厳密に区別される。
  • 変数に一番初めに代入することを特別に、変数の初期化という。
  • プログラムの中で計算に使う記号を「算術演算子」といい、「+」「-」「*」「/」「%」がある。
  • 「%」は余りを求める演算子である。
  • 演算子には、算数と同じように計算の優先順位があるので注意する。
  • +演算子は、文字列を組み合わせた計算の場合は文字列を連結する。

プログラミングの世界で変数を説明するとき、「それは箱のようなものである」、という表現が広く一般的に使われており、本テキストでもそのように書いています。しかし、「箱」と言っても世の中には様々な形状や材質の箱がありますので、なかなか直接的なイメージするのが難しいかもしれません。また、変数のようにいくつも制約のある独特な箱は、現実の世界ではなかなか目にしたり使ったりすることはないでしょう。

変数の概念は、プログラムにおいてとても重要です。避けて通れるものではありません。また算術演算子を使った様々な計算方法は、これから頻繁に使うことになります。最初は難しいかもしれませんが、全てを頭で理解しようとするのではなく、まずは使いながら慣れ親しんでいきましょう。

また、プログラミングでの計算は、演算子の使い方に慣れれば、それほど難しくはないと思います。計算の優先順位に気をつけて、使いながら覚えていくのが一番です。