1.1 JavaScriptの特徴

Webサイトを作成するために必要な技術として、HTMLとCSSがあります。HTMLではWebページの構造を作成し、CSSではWebページのデザインを決めます。しかし、HTMLとCSSだけでは、ユーザーの動きに応じたWebサイトを作ることはできません。

JavaScriptの登場前のWebサイトは、単に文字情報や画像を表示するだけの静的なものがほとんどでしたが、Webサイトを動的かつインタラクティブなものにすることを目的に開発されたのが「JavaScript」です。

JavaScriptによって、Webブラウザでさまざまなプログラムを実行することが可能になり、マウスの動きにあわせてデザインが変化するような複雑なWebページが作れるようになりました。
※JavaScriptはプログラミング言語のJavaと名前は似ていますが・・・Javaとは異なる言語です。

Webサイトを構成するHTML・CSS・JavaScriptの役割

1. HTML

コンテンツ(情報)の論理構造を決める。

2. CSS

視覚的なデザイン(見た目)を制御する。

3. JavaScript

インタラクティブ(振る舞い)を制御する。

図 1.1.1 : JavaScript登場前のWebサイト

図 1.1.2 : JavaScript登場後のWebサイト