2.5 文字を表示しよう

JavaScriptのプログラムを実際に動かしてみましょう。メモ帳を起動して、次のサンプルを入力して、「hello_javascript.html」という名前で保存してください。

①ソースフォルダ    :javascript/ch02
②ファイル名      :hello_javascript.html

➢ hello_javascript.html

<html>
    <head>
        <title>文字を表示しよう</title>
    </head>
    <body>
        <h1>文字を表示しよう</h1>
        <script type="text/javascript">
            alert("Hello JavaScript!");
        </script>
    </body>
</html>

1. 作業フォルダを作成する

はじめに、作成するファイルを保存するためのフォルダを新しく作成します。下記の手順に従って、「ch02」フォルダを作成しましょう。「ch02」は、「2章」のことを表しています。
まずは、先ほど作成した「javascript」フォルダを開き、以下の手順に従って作業を進めてください。

①[ファイル]→[新規作成]→[フォルダ]をクリックし、「新しいフォルダ」を作成する。
②[新しいフォルダ]を右クリックし、[名前の変更]をクリックし、名前を「ch02」に変更します。

これで、本サンプルで作成するファイルを保存するための「ch02」フォルダができました。
今後、各章ごとに、「ch03」「ch04」・・・という具合に、新しくフォルダを作成していきます。

2. HTMLファイルにプログラムを記述

フォルダの準備ができたので、サンプルプログラムを作成していきましょう。保存するフォルダとファイル名に注意して、メモ帳で記述をしていきましょう。メモ帳に記述すると、下図のようになります。

図 2.5.1

3. ブラウザで表示する

作成したファイルをブラウザを使って表示してみましょう。使用するブラウザは、本書ではGoogle Chromeを使用します。
「javascript」フォルダを開き、さらに「ch02」フォルダを開きます。先ほど保存した「hello_javascript.html」が保存されていますので、ダブルクリックしてください。するとブラウザが立ち上がり、プログラムが実行されます。

実行結果

解説
このプログラムでは、alertという命令を使って、「Hello JavaScript!」という文字を表示します。
7行目で「ここからJavaScriptのプログラムが始まります」ということをWebブラウザに知らせています。    7: <script type="text/javascript">

9行目の「alert」の部分が、このプログラムの一番重要な箇所です。

と書くことで、Webブラウザは「★」の部分に書かれた内容をアラート表示します。
サンプルでは”Hello JavaScript!”という内容が書かれているため、Webブラウザは「Hello JavaScript!」とアラート表示します。    9: alert("Hello JavaScript!");

11行目で、「ここでJavaScriptのプログラムは終了」ということをWebブラウザに知らせています。   11: </script>

このサンプルで実際の処理を決めているのは、9行目のプログラムの部分だけです。