6.1 条件分岐とは

「もし○○○ならば、×××する」という関係が成り立つ処理をプログラムで表現することを、条件分岐と言います。例を挙げてみてみましょう。

  • もし雨ならば、傘をさす。
  • もし120円もっていたら、ジュースを買う。
  • もし子供なら、代金は大人の半額です。

このように、日常生活でも条件分岐はたくさんあります。もう少しプログラミング的な考え方をしてみましょう。

  • もし変数「a」の値が奇数なら、1を足して偶数にする。
  • もし変数「b」がtrueなら、メッセージを出力する。
  • もし変数「c」の値に小数点以下の数字があったら、四捨五入する。

このように「もし○○○ならば、×××する」というような処理を作成する場合に、条件分岐を用います。

この章では、条件分岐文として、以下の3つを説明していきます。
① if文
② if – else文
③ if – else if – else文 (if文の後ろあるelse if文はいくつでも繋げられ、最後のelse文は省略可能です。)

条件分岐にはこれら3つのほかに、「switch文」というものもありますが、ここでは触れません。まずは、この3つをしっかりと理解することができれば今の段階ではOKです。